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    2018/01/08 ミカン農談会 論点メモ

    • 2018.01.11 Thursday
    • 11:42

    JUGEMテーマ:農業・アグリビジネス

    平成30 1 10

    桐野 昭二

     

     

     

    <.論点>

     

    1.山本昌弘報告:産地の経営構造分析ー統計的概観

     

     ・経営耕地、販売金額(面積×単位収量×単価)別農家構成比率

     

     山本報告は、三ヶ日の優位を技術革新と規模拡大可能な園地市場とする。だが上掲式の単価(青島温州の時期と価格)を見落としてはならない。そこには、果物離れ・ミカン離れが進む市場の構造変化がある。「ミカンは三ヶ日に学べ」は、「木を見て森を見ず」ではないか。農産物市場論と労働・土地市場、ケインズ政策の不毛を如何に捉えるのか。

     

     戦前の農民層分解論、戦後の近代化・構造改革論は、規模の利益・比較優位の競争原理に立つ農政論で、「西欧的進歩史観」に依拠している。21世紀は、きんせい・近代からの技術文明・グローバル化が行き詰まった時代に入った。新自由主義もリベラルも、時代に対応できないことは2017年の衆院選に集約されている。

     

    2.清水重伯川上共撰長報告:共撰と農協共販

     

     この論議で、ミカン農家の収穫と庭先選別労働の実態を知り、「過労死」が思い浮かんだ。中でも、ミカン作の衰退、農家の減少と光センサー撰果体制の維持に、共撰の合併が検討されていると聞き、農家と農協の分断を打開する新たな仕組みの必要を痛感した。

     

    3.正金郎報告:「楽しいミカン経営」

     

    \汽皀妊襪瞭給は、11875円、時給は1484円である。大工さんの日給は、15000 円、職人の中では低かった記憶がある。

     

    ∪源叉蚕僂蓮∪郛綮挫呂鯒案に「適地適産」高品質志向の慣行農法。撰果・選別の見 直しは提起されているが、集散市場体系対応の産地共販を、生産と販売が楽しいミカ ン作に繋がる仕組みの再構築が求められているのでは?

     

    Bし算と余暇利用を、自然(土地)と農家(家族・集落)の個性を活かした「棲み分 けモデルに。

     

    ぁ嶇働力シェア−は、戦前から静岡と新潟で行われていた。

     

    サ抛は買い物か旅行という生活モデルは、過労死職場の働き方の反面で、ハレとケ、 日常が楽しく豊かでなくては。政府主導の人口減少対応と働き方改革に、地域住民が 如何に向き合うには、自由に個性を活かす日常の生活ー働き方と暮らし方の変革が必 要ではないか。

     

    4.和家康治報告:

     

     宇和青果農協の「赤箱」は、高品質・富裕層向けでなく、一般消費者向けを意図したブランドでした。この産地の個性を活かす共販の対応は、合併後のミカン共販の下で埋もれ形骸化していないだろうか。

     

     また、そこには東宇和農協の合併で、明浜共撰が旧宇和青果農協の共販と分断されたこと、また地域内でも無茶茶園との分断がある。この評価も色々論じられているが、有機農業の内実と未来が問われている。

     

     

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